おひとりさま
福岡を離れると決めてから、「ホームになる飲み屋を捜さないとね」という話を、よくしておりました。つまり、行きつけの地元の居酒屋を一軒持ちたいという事です。福岡にいるときは、近所にKがいましたから、彼女と共同でキープボトルを入れ、一緒にチビチビ飲んでいたのです。引越てからというもの、色々なグルメ雑誌を物色していたのですが、良い本見つけました。
- 作者: 浜田信郎
- 出版社/メーカー: WAVE出版
- 発売日: 2008/07/15
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- 購入: 1人 クリック: 12回
- この商品を含むブログ (9件) を見る
何が良いって、「著者の家が割と近い」のです。
グルメ本を買う時、自分の家からアクセスの良い場所にある店が多く載っているか、これはとても大事な事です。しかも前半は飲み方やひとり呑みにおける心構え、飲み方のタイプや酒場のジャンルや歴史、とにかく酒蘊蓄が柔らかい語り口調で書かれていて、単純に読み物としても楽しめました。更に福岡からやって来た私にとってなじみの薄いホッピーの呑み方や、こっちと違うホルモンの名称の説明等、嬉しい情報だらけでした。いっそう婚期を遅らせそうな話をしている自覚はあるのですが、ひとりのみも面白そうです。
という事で、紹介されているお店の中から、家から近く、入りやすそうなお店に行ってみました。頼んだのは、ハラミ・ちれ・テッポウ・せせり・カシラ・ミノ等。
いやーーーーー、美味しかったです!こっちに来て、心から美味しいと思ったのは初めてかもしれません。しかも安い。
ここをホームにします。